本「おとこのつうしんぼ / LiLy」の感想

20代の恋愛に葛藤する女たちの、男絡みのヒステリックな悲鳴、思わず漏らしてしまうため息、張り裂かれた心から流れる涙、男と愛し合う時に漏れてしまう甘い声、寂しさからセックスに逃げてしまった後でふかすタバコの煙、男を愛するあまり震えてしまう心の振動、そして幸せすぎてにやけてしまう口元…。男にも、男の子にも、そして女の子にも分からない、そんな女ならではの表情と本音。LiLy’sおとこシリーズ第1弾。

感想

私が「さいごのおとこ / LiLy 」から出会った、大好きなLiLyさんの本。
おとこシリーズの第1弾。

LiLyさんの25歳の誕生日に発売された、記念すべきデビュー作です。

23歳~24歳の2年間に書かれたコラムをまとめたものだそうですが、
「さいごのおとこ」よりも若干若い、20代前半の恋愛観がリアルに書かれています。

20代の女性なら共感すること間違いなしです。

時とともに考え方も恋愛観も変わってくる。
けど、変わらない女特有の恋愛観。

共感も結構あり、やはりこれも男は読むとショックを受けると思う。

一番は、「寂しくて死んじゃいそうな夜」

それは、男のことはわからないけど、
女には、年に数回、必ず襲ってくる夜。
大昔から「夜は心が乱れる」と言われているんだって。
だから、夜になると、不安・孤独が大きくなるものらしい。
(中略)
携帯を操作しながら、
メモリーに登録されている名前を徐々に眺めて、
この寂しさを埋めてくれる男を、探す。
大好きな家族も、女友達も、こんな夜には力不足。
死んじゃいそうな寂しさから、女を救えるのは、
なぜか、いつも、男だけ。
それも、異性として見てる、男だけ。
(中略)
・・・

抜粋:「Lily’S Diary | 寂しくて死んじゃいそうな夜」より

このコラムを読んで、私と同じ行動している人がいるんだな~と、おかしかった(笑)

男が読んだら、女の謎めいた行動がちょっとわかるようになるかもしれない。

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