トロントの警察官の発砲事件について

昨日寝る前に彼が、「言ってなかったんだけど・・・」と突然。

彼「cop…」

え、何????警察!?
何か悪いことでもしたの?と不安になりながらそのまま聞いてると、

彼「あの9発発砲したcopが第二級殺人罪で告発されたから。」

・・・ニュースの経過報告ありがとう。
少し改まって言ったから、ちょっとびっくりしちゃったじゃない。

ここカナダでは先日、警察が少年を射殺したニュースが物議をかもしている。
Streetcar shooting: Toronto police officer suspended

その少年はバスでナイフを持っていて、そこへ来た警察が彼に向けて発砲したんだけど、バスには誰もいなかったうえに、ただナイフを持っていただけで射殺されるほどのことだろうか。
少年はドラッグでハイになっていたらしいが、それでも9発も撃っていい理由にはならない。

日本では、ちょっと道を間違えてしまったとしても、少年法で守られていて、少年院へ行ったとしてもやり直せるチャンスはある。
けどこの少年もちょっと道を外してしまったがために殺されてしまったなんて、やり直すことすらできない。

まっとうに生きてる人間からしたら、少年が危険な行動をしたから仕方ないと思う人もいるかもしれないけど、もし自分の子供が何らかの弾みでちょっとグレてしまい、人様に迷惑をかけてしまった時、だからといって射殺されてしまったとしたらどう思うか。

カナダの警察では、一度引き金を引いたら相手を殺すように訓練されているらしい(←どこで聞いたか忘れた話だから確かではないが・・・)
日本では拳銃すら特別許可がないと持ち出しできないというのに。

こうなってくると、銃なんてなくなればいいのに。と思う。
みんなが銃を持たなくなれば、護身用の銃すら必要なくなるのに。
平和な日本で育ってきた自分にとっては、みんながみんな平和に暮らせたらいいのになんていう理想論は、鼻紙と一緒に捨てられるくらい軽い夢物語らしい。

ただ今日のニュースで、発砲した警察官が裁判所に向かう場面を見た時、
「この人仕事で大きな間違いをしてしまっただけなのに、第二級殺人者か・・・」と、少しその警察官が気の毒になってしまった。
正義感が強すぎたのか、ただ方法を間違えてしまっただけなのか。
どちらにしても、警察の方針が間違っていたのでしょう。

みなさんはどう思いますか?

問題になっている現場。

Leave a Comment.